著者紹介。 |
【シルビオ・ゲゼル】1862年―1930年。ドイツに生まれる。1886年、アルゼンチンのブエノスアイレスに渡り実業家として成功を収める。その後、ヨーロッパに戻り、実業家としての自らの体験を踏まえつつ経済学の研究を行ない、1916年、主著『自然的経済秩序』を刊行し、自由地と自由貨幣を提唱する。1919年、バイエルン・レーテ共和国のランダウアー内閣で金融担当相として入閣するが、一週間で共産主義者が権力を奪取し、国家反逆罪に問われる。その後無罪となるが、1930年、肺炎により死去。ケインズは『雇用・利子および貨幣の一般理論』の中で、「未来の人々はマルクスよりもゲゼルの精神から多くを学ぶだろう」と評している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)。
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