学校図書館は、教室とは違ったファンキーでミステリアスな場所。
子どもたちと先生のための図書館だから。
そこへ学校司書さんがいたら、なおさら。
『27000冊ガーデン』

大崎 梢 著
双葉社 2023年
27000冊とは、高校図書館の平均蔵書数のこと。
この本の舞台は高校図書館。学校司書の星川のもとに生徒から本についての相談が寄せられる。相談といっても、人命に関わる事件など一大事ばかりだ。
学校司書の星川の聞き取り力と決め手となる本が事件を解決に導いてくれる。
ちょっと違うなと思っても、空気をよむことが「ふつう」になっていない?
いろんな国の「ふつう」を見てみよう!
『6カ国転校生 ナージャの発見』

キリーロバ・ナージャ 著
集英社インターナショナル 2022年
ロシア、日本、イギリス、フランス、アメリカ、カナダの6カ国で小中学生時代を過ごした著者が、各国の違いを客観的に観察する。筆記用具、ランチ、座席の配置なども、日本では当たり前と思っていたことが、その国の教育観に関わっていることに気づく。
自分の「ふつう」が揺らぐ1冊。